皆さん、マグロ好きですか?
お刺身、漬け、角煮、ネギトロ、竜田揚げなどなど
色んな食べ方が出来て、とっても美味しいマグロですが、健康とマグロの関係はどうなのでしょうか?
マグロは健康に良いのか、悪いのか調べてみました。
マグロの種類

まぐろ(鮪)には、複数の種類があります。
ホンマグロ(クロマグロ)、ミナミマグロ、メバチマグロ、キハダマグロ、ビンチョウマグロなどが有名なところでしょうか。
それぞれ、見た目や味にも特徴がありますが、今回はその辺りの話はパスします。
マグロに含まれる栄養とその効能
美味しいだけじゃない、マグロの持つ栄養と、その効能について調べました。
DHA(ドコサヘキサエン酸)
オメガ3と呼ばれる不飽和脂肪酸で、青魚に多く含まれていると言われています。脳細胞を活性化する働きがあり情報伝達をスムーズにしてくれます。また、脂質を抑制する働きもあると言われています。
EPA (エイコサペンタエン酸)
DHAと同じくオメガ3脂肪酸の一種で、血管・血液の健康維持に重要で、「血液をサラサラにする」「中性脂肪値を下げる」「血管年齢を若く保つ」などの働きがあると言われています。
タンパク質
3大栄養素の1つであるタンパク質は、筋肉をはじめとして皮膚、髪、爪など体のほとんどの部分に存在していて、体を作る大切なものと言われています。
マグロは良質なタンパク質でアミノ酸スコアが優れているうえに、100g当たりのタンパク質含有量は牛肉や鶏肉よりも多く含まれています。
その他栄養分
マグロにはそのほか、鉄分、カリウムなどミネラル分を多く含み、肝臓の働きを助けるとされているメチオニン、シスチンなどのアミノ酸、コレステロールを調節するリノール酸、リノレイン酸なども含まれてります。
マグロの持つ嬉しい効用
健康に欠かせない栄養素を豊富に持った「まぐろ」の具体的な効用を上げてみます。
肝臓の働きを助ける
老化現象の代表に肝臓の衰えがあげられます。
また、お酒の飲みすぎが心配な方は、肝臓の働きに必要な硫黄を含むアミノ酸を食べることをお勧めします。
マグロの赤身には、肝臓の機能を高めると言われるメチオニン、シスチンなどのアミノ酸が豊富に含まれています。
コレステロールを調整する
マグロの赤身には、動物性ではありますが不飽和脂肪酸が多く含まれます。
この不飽和脂肪酸のリノール酸やリノレイン酸が、コレステロール(LDL悪玉コレステロール )を沈着させない手助けをしてくれます。
良質なタンパク源となる
マグロのタンパク質は、アミノ酸の配合が優れています。
脂肪の少ないたんぱく質を摂ることは身体のためにとても重要なことです。
マグロに含まれるタンパク質の量 はトロよりも赤身マグロの方が多いです。
核酸で老化を防止する
歳を重ねていくと人間の細胞は老化をたどる宿命にあります。
もの忘れがひどくなったりする老化現象が出てきます。
これは、脳細胞の損傷が起きている証拠です。
マグロには老化を防ぐ核酸が豊富に含まれています。
沢山食べて肝臓から脳細胞へ核酸を運ぶことで老化現象を抑えることが出来ます。
貧血を予防し解消する
ダイエットのための無理な減量やバランスのとれない食生活から貧血気味の人が多い現代です。
ほうれん草など色の濃い野菜不足ともいえますが、赤身マグロを食べていれば、鉄分やビタミンB12がとれて、貧血予防、解消にもなります。
カリウムが豊富
カリウム不足の原因として、インスタント食品や温室野菜の多いことなどがあります。
カリウムはナトリウムとバランスをとって体の水分を75%に保っているもので不足すると神経や筋肉の機能が低下します。
マグロには、この必要なカリウムが豊富に含まれます。
キレイにやせられます
やせたいときにこそバランスダイエットが必要。
マグロの赤身はトロと比べると約1/3のカロリーしかありません。
トロは残念ながらダイエットに向きませんが、赤身であれば健康を守る栄養成分も豊富ですしカロリーも低いですから安心して食べられます。
マグロは赤身がお勧め

マグロを食べるとき、やっぱりトロって方が多いですよね。それは私もわかります。
でも、トロは赤身より高カロリーで脂肪分も多く含みます。
トロを食べてはいけないと言うことではなく、赤身を食べながら楽しみにトロを少しだけ食べることをお勧めします。
マグロを食べるときの注意点

マグロには、良質なたんぱく質や健康に良いと考えられるEPA、DHA等の高度不飽和脂肪酸を多く含み、優れた栄養特性を有しています。
しかし、自然界に存在する水銀を食物連鎖の過程で体内に蓄積するため、日本人の水銀摂取の80%以上が魚介類由来となっているのも事実です。
この水銀がちょっと問題の成分であり特に幼少期の子供や妊婦さんには協力摂取してほしくない成分です。
難しい話ですが、医薬食品局食品安全部基準審査課というところが検査結果を報告しています。
妊婦さんや幼少期の子供は体内に入った水銀を体外へ出せずに貯めてしまい脳に悪影響を与える恐れがあるとのことです。
妊婦さんの場合は、胎児に影響が及ぶ可能性があると言うことです。
妊婦さんや幼少期の子供以外の方は、水銀を体内にためずに排出できるので悪影響はないそうです。
妊婦さんや幼少期のお子さんは、週1回(100g以内)くらいのマグロで我慢しましょう。
その他の方でも、摂りすぎはダメです。週に200g程度で我慢しましょう。
マグロを買うなら豊洲市場がおすすめ
まとめ
国産マグロであれば、春から夏が旬ですが、基本的にはほぼ一年中食べることができるのが「マグロ」です。
ただし普通に流通しているのは、ほとんどが捕りたてを瞬間冷凍したものです。
生のマグロが一番良いとは思うのですが冷凍でも美味しいものはたくさんあります。
注意点は、一度解凍したものを再冷凍し直したものは色が悪いので、ツヤのある赤い色を選ぶことが大切です。
結果として「マグロ」は健康に役立つことがわかりました。
ですが、なにごとも同じで食べすぎはダメですね。
適量を美味しく頂くことで、食べる楽しみと健康維持が出来ます。