野村監督を連れて行った虚血性心不全を考える

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虚血性心不全

南海、ヤクルト、阪神、楽天で監督を務めた野球評論家の野村克也氏が死去した。

84歳だったという。

野村監督を連れて行ったのが、虚血性心不全と言う病気です。

奥さんの野村 沙知代も同じ病気で亡くなられています。

突然死を引きおこす虚血性心不全とはいったいどう言った病気なのか?

虚血性心不全とは

よく耳にする「心筋梗塞」や「狭心症」をまとめて「虚血性心疾患」と言います。

「虚血」とは「血がない状態」を意味します。

つまり心臓に十分血がいきわたっていない状態が「虚血性心疾患」です。

心臓の周りにある冠動脈が、動脈硬化等で狭くなったり、血管がけいれんを起こしたりすることで、血液が十分に心筋にいきわたらなくなったとき、心臓は酸欠(虚血)状態となり、胸痛等の症状としてあらわれます。

動脈硬化

血管の内側に貯まったコレステロールのかたまりに何かの拍子で亀裂が入ると、そこをかさぶたのように血液のかたまりが覆っていきます。

このかたまり(血栓)が血管を完全に塞いでしまうと、その先の心臓の筋肉には酸素が届かず細胞が死んでしまいます。

これが心筋梗塞です。

今回の野村監督の死は、この心筋梗塞だと考えられます。

心筋梗塞は、不整脈などを伴うと死に至る可能性が高まります。

死亡率は40%、そのうち70%は発作から1~2時間で亡くなる緊急を要する病態です。

多分、自宅で発症して近くに誰もいなかったので手遅れになってしまったと考えられます。

狭心症とは

狭心症

狭心症は、運動などの普段より酸素を多く必要とすると時に酸素を運ぶ血液の通り道(血管)が何らかの要因で細くなっていて血液の供給が不足したときに起こります。

心臓が酸欠状態になって、胸痛(狭心痛)が起こります。

症状は一時的で数十秒から長くても10分くらいで自然におさまります。

知っておきたい事は、狭心症は心筋梗塞になりやすい状態という事です。

このような症状があるときはすぐに医師に相談することをお勧めします。

心不全の主な原因

心臓の働きが不十分だと、体のさまざまな臓器に負担がかかり、心不全の症状が出現します。

心臓の機能を低下させる原因としては、以下のような要因があります。

心臓の機能に原因がある場合

  • 虚血性心疾患:狭心症や心筋梗塞により、心臓の筋肉や血管に異常が起こり、心臓の動きが部分的に悪くなります。
  • 心筋症:心臓の筋肉が病気になり、心臓の機能が低下します。
  • 心筋炎:心臓の筋肉がウイルス感染等によって炎症を起こし、心臓の機能が低下します。
  • 心臓弁膜症:弁の働きが悪くなることで、血液を送り出す力が弱まります。
  • 不整脈:ポンプ機能のリズムに異常が起こり、心拍数が少なくなったり、多くなり過ぎたり、また心臓が規則的に動けなくなり、全身に必要な血液を送り出せなくなります。
  • 先天性心疾患:生まれつきの心臓の奇形等により、心臓の機能が弱まることがあります。

心臓の機能以外に原因がある場合

  • 高血圧:
    血圧が常に高いことで、長期間、心臓に負担がかかります。その結果、心臓の機能が徐々に低下します。
  • 貧血
  • 腎臓病
  • 悪性腫瘍に対する化学療法・放射線療法
  • 甲状腺機能亢進症・バセドウ病
  • 過度のアルコール摂取
  • ウイルス感染症
  • 薬物中毒

引用先 心不全.com

心不全の症状

心臓は、全身に血液を送る役割をしています。

心不全では、二つのパターン(症状)があります。

1.全身に血液を送り出せないことによる症状

  • 血圧が下がる
  • 疲れやすい
  • 体がだるい
  • 手足が冷たい

2.送り出せない血液が体にたまる症状

  • 息苦しい
  • 夜間に咳が出る
  • 横になると苦しい
  • 動いたときに息が切れる
  • 体重が増える
  • 足がむくむ
  • 食欲がない

上記の様な症状が自覚できる場合は、早期に医師に相談してください。

心不全の予防

心不全の予防には、食事、運動などの生活習慣管理が大切です

  • 禁煙する
  • お酒を飲みすぎない
  • 適切な運動する
  • バランスのよい食事、とくに塩分の摂りすぎに注意する
  • 便通を整えるようにする
  • 心臓に優しい入浴をする(高温はダメです)
  • ストレスをうまく付き合う

がんと同じくらい怖い心不全は生活習慣に気をつけて生活することが大切です。

まとめ

今回は、野村監督を死に追いやった心不全についてお伝えしました。

今回のように有名な方が病気で亡くなると、その原因となった病名を勉強し気を付けないといけないと、いつも思います。

でも、実際にはすぐに忘れてしまい生活習慣に気を付けることすら忘れがちです。

若いうちは、それでも問題なく暮らして行ける事がほとんどですが、歳を重ねてくるとそうはいきません。

今回の様な、悲しい出来事を自分への教訓として生かしていくことが大切です。

野村監督のご冥福をお祈りすると同時に、自分自身の生活習慣の見直しもされてください。

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