蓄電池とは?災害時のメリットや活用事例を紹介【停電中も電気が使える!】

蓄電池とは?災害時のメリットや活用事例を紹介【停電中も電気が使える!】

ここ最近、日本において災害が多く起こっていると感じていませんか?

「テレビを観ると、地震や台風で停電のニュースばかり、なんだか停電のニュースが多くて不安・・・。」

皆さんの多くはこの様に思っているのではないでしょうか?

災害は命の危険があるだけでなく、その他いろいろな問題が発生します。

その中で、厄介なのが「停電」です。

ひと昔前なら、少しくらいの停電は当たり前、別に問題ないって感じだったんですが

昨今の生活環境では、ほんの数時間程度の停電でも、生活が成り立たない状況になってしまいます。

夏場では冷蔵庫の食材がだめになってしまうこともありますし、エアコンが使えずに熱中症になる危険もあります。

生活に必要な情報も電気が無いと得ることが出来ない。

電気が無くては生活が成り立たないと言うのが現実の状況です。

そんな中、最近になり災害時の停電リスクへの対策として、注目されているのが「家庭用蓄電池」です。

今回は、この蓄電池とはどんなものなのかを詳しくご紹介していきます。

災害時に備えて蓄電池を導入する家庭が増加傾向に!?

災害に備える

いままで、あまり気にされていなかったと言うか認知度の低かった家庭用蓄電池ですが、2011年に発生した東日本大震災によって注目を浴びるようになりました。

災害への不安も相まって、災害時の非常用電源として導入する家庭が増加しました。

東日本大震災以降も、大きな地震がたびたび発生し、もはや日本中どこにいても地震が起きてもおかしくない状態になっています。

また、2019年に発生した台風15号によって起こった関東地方の大型停電もあり、地震や台風などの災害時への備えとして、家庭用蓄電池を導入する家庭が増えるのは不思議なことではありません。

設置工事不要タイプが人気

置き型タイプの蓄電池

通常の蓄電池システムを設置する場合は事前調査や立ち会い工事が必要でした。

2012年の東日本大震災以降に蓄電池設置にたいする補助金が出たりしていましたが、現在は補助金もなくなっています。

そんな中、人気が出ているのが設置工事不要の置き型タイプの蓄電池です。

この置き型タイプは、工事が必要な従来品と比較してサイズが小さく、玄関やベランダなどの限られたスペースでも設置することが可能です。

屋内でも日常生活の妨げにならず、設置場所の選択肢が広がります。

置き型タイプの蓄電池は取付工事が不要なため、届いたその日から使用を開始することができます。

また、引っ越しの際にも手軽に持ち運べます。

出力波形に注意!

蓄電池の中には、ポータブル電源と呼ばれるものがあります。

キャンプなどへ持っていったり出来る便利な電源です。

ですが、ここで注意することがあります。

 

それは、出力波形です。

出力波形は、正弦波矩形波の2種類。この違いによって使用できる家電の種類が変わってきますので、それぞれの違いを理解しておきましょう。

正弦波・・・冷蔵庫やテレビなどさまざまな家電を動かしたいのなら、正弦波が必要です。

正弦波

矩形波よりも価格は高くなりますが、正弦波は家庭用の電力に近く安定していますので、パソコンなど精密な周波数の家電も動かすことができます。

矩形波・・・矩形波は、扇風機やライトなどちょっとしたものにしか使わないという方に便利です。

短波形

電子レンジやパソコンなど精密な機器には使えませんが、明りとりのライトや扇風機くらいなら問題なく動かせます。

スマホや携帯の充電もできますので、最低限の使い方しかしない方にはぴったり。

正弦波に比べると価格が安いので、手に入れやすいのも魅力です。

 

 

もしもの時に1台あれば

電気、ガス、水道と各ライフラインに中で、どれが一番早く普及されているのか?

それは、電気になります。

では、蓄電池があると、どのくらい使えるのでしょか?

蓄電池の容量

マンション

2019年の台風15号の停電では

関東に上陸した台風の中で過去最強クラスと言われる台風15号が2019年9月9日に関東を縦断しました。

断水や節電と言った被害が広い範囲に渡り起きており、東京電力管内では9日の午前で約85万軒が停電、翌日の10日午前でも64万軒近くで停電が続いています。

蓄電池を導入した方の声(SNS上)

停電が発生した災害

通常の生活を送れている状態では、「蓄電池を導入して災害に備える」と言っても、なかなか実感が湧いてこないというのが本音ではないでしょうか。

ここでは、最近発生した大規模停電に繋がった災害を振り返ってみます。

2018年6月 大阪府北部地震

大阪府北部地震

2018年6月18日に発生した「大阪府北部地震」

大阪市内での最大震度が「6弱」、マグニチュード「6.1」という大きな地震が発生しました。

この地震では、約17万戸が停電し、約2時間後に復旧しています。

2018年7月 西日本豪雨

西日本豪雨

2018年7月に発生した「西日本豪雨」は、西日本を中心とした集中豪雨で、四国地方で1,800ミリ、中国地方で600ミリを超える総雨量を記録しました。

この豪雨の影響で土砂崩れや河川の氾濫、堤防の決壊などが発生しました。

また変電所を含む広い範囲が水没し、太陽光パネルの倒壊なども多く発生しました。

この豪雨の影響で、最大で約20万戸の停電が発生し、土砂崩れなどによる通行止めもあったため、停電の解消までに1週間という長い時間を要しました。

2018年9月 台風21号

2018年9月に発生した「台風21号」は、9月4日12時頃に徳島県南部へ上陸。

全国で約240万戸が停電し、そのうち関西電力管内で最大170万戸が停電しました。

全ての停電から復旧するまでに約2週間という時間を要しました。

2018年9月 北海道胆振東部地震

北海道胆振東部地震

2018年9月6日に発生した「北海道胆振東部地震」は、最大震度が「7」、マグニチュード「6.7」という巨大な地震でした。

この北海道胆振東部地震によって、地震発生から18分後の午前3時25分には北海道エリア全域に「ブラックアウト(全域停電)」が発生し、約295万戸で電気が使えなくなりました。

日本におけてブラックアウトが発生したのはこの北海道胆振東部地震のときが初めてで、停電から完全に復旧するまでにかかった時間はおよそ43時間でした。

停電時に使える自家発電

ここでは、災害時の停電の時に使える自家発電について説明します。

太陽光発電システム

既に太陽光発電を設置しているという方も多いと思いますが、現在は太陽光発電で発電し、自宅で使い、余った電力を売電するという人は多いでしょう。

太陽光発電が稼働できるのは太陽が出ているときのみとなっており、雨が降っていたり曇っていた場合は発電できないことはありませんが、発電量は少ないですし、夜間は発電できないのがデメリットです。

現在では太陽光発電で発電した電気を売電せず、蓄電池に貯めていざという時に使うという方法もあり、現在は太陽光発電を設置している方から注目を集めています。

燃料電池(エコキュート・エネファーム)

都市ガスやLPガスから取り出した水素と空気中の酸素を化学反応させて電気を作り出します。

更に、発電の際に発生した熱を活用してお湯を沸かして給湯に利用することが可能です。

ガスが使用できるという条件はあります。

エンジン式発電機

昔からあるエンジン付きの発電機です、燃料がなくなれば使用できなくなり、環境問題や騒音も出るので近所迷惑になる可能性もあるので、注意が必要です。

手動式発電機

小型の懐中電灯やラジオなどに取り入れられているもので、手や足でハンドルやペダルを回して発電することができます。

人力で稼働するので燃料がいらないという利点はありますが、停電時の電力を賄うには発電量が少ないので注意が必要です。

蓄電池の活躍事例

災害と停電被害を振り返りましたが、実際に災害に対して蓄電池がどのような役割を果たしたかについて、SNSへの投稿からご紹介していきます。

蓄電池でカバーできる家電は?

ここでは、災害時(停電時)に蓄電池が動かせる家電の数や稼働時間について、詳しくご紹介していきます。

蓄電池の「容量」と「出力」

家電を動かせる時間を決めるのが「容量」です。

「容量」は「kWh」という単位で表されます。

例えば4kWh(4000Wh)の蓄電池であれば、消費電力40WのLED電球なら100時間、消費電力400Wの4Kテレビなら10時間動かせることになります。

蓄電池に接続して動かすことができる家電の数を決めているのが、「出力」です

容量4kWh程度の蓄電池なら1.5kW(1500W)、容量が大きい12kWhの蓄電池なら5.9kW(5900W)という具合に、容量によってかわります。

仮に1.5kW(1500W)の蓄電池を導入した場合、出力750Wのエアコンと、出力100Wの照明やパソコン、出力200Wの冷蔵庫などを同時に、接続することができます。

総使用ワット数が1500W以内であれば同時に使えることになります。

停電時に1日で消費する電力は

災害などで停電が発生した場合、停電時に1日で消費する電力はおよそ4kWh前後になります。

停電中に使う家電の内訳は以下のような感じです。

  • 冷蔵庫(年間292kWh):800W(24時間使用)
  • 携帯充電器(15W):60W(4時間使用)
  • テレビ(150W):600W(4時間使用)
  • パソコン(100W):400W(4時間使用)
  • 電球照明LED(40W×2部屋分):400W(5時間使用)
  • 炊飯器(150Wh)150Wh(1回あたり)
  • エアコン(500W):1500W(3時間使用)
  • 合計:3910W(3.91kW)

あくまで、家電ごとの消費電力は目安です。機種や使用条件などに寄って異なります。

これは通常的に考えられる使用でのもので使用状況で消費電力はもと抑えることができると思います。

上記の消費電力量はあくまでも目安としてお伝えしています。

実際に災害が起こり停電となった場合、上記の内容をすべて利用するのかとなると、ならないと考えます。

携帯の充電、照明、炊飯器くらいが使えれば何とか停電は乗り切れると考えることも出来ます。

そうなると最低限の必要容量は、上記3点を同時に使ったとして610W(0.61kW)となります。

実際には、おのおの別々に使うと考えますので、炊飯器の150Wがあれば生きていけることになります。

蓄電池は容量4kWh以上が必要なのか?

上記の結果から、実際の災害による停電時に蓄電池で家電を動かそうと思った場合、最低でも「4kWh」以上の蓄電池が必要となります。

しかし先にも述べたように、最低限の利用を考えると0.15kW 、これがあれば、少なくとも24時間はしのげるということになります。

実際に蓄電池を購入する際にはこの「容量」だけでなく、同時に動かせる数を決める「出力」も気にしながら選ぶようにしましょう。

お勧めの蓄電池は?

お勧めの蓄電池は、なんなのか? 気になるところですね。

蓄電池を購入するときは、やはり専門に取り扱っていて、しっかり保証も付けてくれるところから購入しましょう。

そして、いざと言う時に使うものですからお住いの部屋の中に設置できるタイプを選ぶようにしましょう。

こちらのサイトで各容量の蓄電池を確認することが出来ます。

災害や緊急時の備えなら、防災非常用蓄電ナビ

蓄電池

まとめ 蓄電池があれば災害時にも安心

日本ではここ数年、異常気象や地震の多発により災害の危機がこれまで以上に高まっています、災害による停電が発生しても電気を使うことができる家庭用蓄電池が注目され、その需要を伸ばしています。

実際に蓄電池を導入された方々の中にも、「災害に見舞われて停電した際に助かった」と言った声が多く見られます。

多少の出費は必要となりますが、先の安心を手に入れると考えればやむない出費と考えられます。

これからも家族で安心して生活していくために、蓄電池は必須アイテムではないでしょうか。